仕事も家族も再起動した、40代経営者の物語「崩れかけた組織が、信頼で動く会社へ。」

仕事も家族も再起動した、40代経営者の物語
「崩れかけた組織が、信頼で動く会社へ。」

40代・男性(スポーツ事業代表 → グループIT企業 経営)
プロスポーツチームを運営する会社の代表を務めた後、グループ内IT企業へ異動
組織内の対立・停滞・離職などに悩む中、7つの習慣と出会う
全社員50名との1on1を実施し、信頼関係と組織文化が大幅に改善
売上の長年の壁を突破、売上2倍、利益率も10倍に向上
家族旅行で“PCを持ち込まない自分”に変化し、家庭も再生
7つの習慣の学び歴:4年以上

 

「会社に行くのが怖い」
──代表だった私が追い込まれていた。

私はプロスポーツチームを運営する会社の
代表を務めていました。

しかし当時の会社は、

社員同士が対立
上司と部下の不信
ビジョンが分断

という状態で、毎日が苦痛でした。

代表であるにもかかわらず、

「会社に行くのが怖い」
「自分の居場所がない」
そう感じていました。

責任感だけが重くのしかかり、
心が壊れそうな毎日でした。

 偶然届いたメルマガの一文で、人生が動き始めた。

そんな時、

放置していた
「7つの習慣アカデミー協会」のメルマガを
何気なく開きました。

そこには、
「人間関係に悩んでいる方へ」
ただその一文だけ。

なぜかわかりませんが、
胸に突き刺さりました。

「これだ…」

気づいたら、
説明会に申し込んでいました。

 初めてのプレワークショップで感じた“微かな光”

ワークショップの中で、

長くまとっていた“重たい霧”が少しだけ
晴れたように感じました。

「変われるかもしれない」

その小さな希望が、
私を前に進ませました。

半年後、会社の空気が明らかに変わり始めた。

すぐに劇的な変化が
起きたわけではありません。

しかし実践を重ねた半年後、
気づけば周囲が変わり始めていました。

・社員との1on1が楽しみになる

・大きなトラブルでも落ち着いて対話できる

・「人のせい」ではなく
「自分が理解していない視点は何か」へ意識が向く

信頼残高が積み上がり始めた

特に、「インサイドアウト」が
腑に落ちた瞬間、

不安がスッと消えていきました。

 

世界大会前の“奇跡の交渉”──第三案が生まれた瞬間

コロナ禍で
外国人スター選手の来日が難しい状況。

スポンサーも絡む重大案件。

「どうして来日できないんだ……、こちらも必死なんだ」と
思わず感情をぶつけ、
状況に振り回されて
途方に暮れていたと思います。

しかしこの時、
私は7つの習慣を学んでいたので、
アプローチの仕方が変わっていました。

第5の習慣:まず相手の理解に徹する

第4の習慣:Win-Winを考える

相手の立場を徹底的に理解した結果、
本音が引き出され

実は同じ未来を目指しているとわかり

妥協ではない“第三案”が生まれた

それによりルールが見直され、
大会は大成功。

チームは優勝し、
世界大会出場が決まりました。

 プロジェクト成功後、私は“グループ内IT企業への異動”を命じられた。

華々しい成果を出した直後、

私は グループ内の別会社(IT事業)への
異動 を言い渡されました。

肩書きは下がり、環境は大きく変わる。

以前の私なら、
「辞めたい」
「納得できない」
そう感じていたでしょう。

しかし、7つの習慣が私を支えました。

「結果に問題があるときは、
能力・リソースの見直しのチャンスである」

怒りではなく、
“今の立場でできる最善は何か” に
意識が向くようになりました。

 新しい会社で“50名1on1”を開始。組織がみるみる変わった。

異動先のIT企業は、
課題が山積みでした。

社員同士が衝突

・部署間もギクシャク
・顧客とのトラブルも多発
・売上の伸び悩みが長年続く

私は覚悟を決め、
全社員50名との1on1 を開始しました。

8割は“聴く”

2割だけ“話す”

この姿勢が信頼残高を
一気に積み上げました。

さらに組織全体が
7つの習慣を学び始めると、
口論ばかりだった上司と部下が
協力関係へ

・社員の主体性が育つ

・顧客満足度が向上

組織の“根本”が変わり始めました。

 売上・利益率にも “明確な結果” が現れた。

10年超えられなかった
売上6億の壁を突破

利益率が大幅に改善
売上 2倍、
利益は 10〜20倍へ

赤字だった部門が
黒字へ転換

「人間関係が整うと、
会社の数字もここまで変わる」

これは私にとって
大きな確信となりました。

 家庭にも“静かな奇跡”が起きた。

以前は仕事のストレスを家に持ち込み、
家族との食事も心が離れていました。

しかし今では、
家族が同じ食卓で過ごす時間が
心から嬉しい と感じています。

● 家族旅行に「仕事を持ち込まない」自分へと変わった

以前の私は、

家族を旅先へ連れて行く
家族は観光へ

私はホテルでPCを開いて仕事

「連れて行けば役目終了」 という感覚でした。

しかし価値観が整っていく中で、
自分は本当はどういうのが理想なのか?

描くと、
自分の行動や状況は理想とはかけ離れた状況でした。

ある旅先で
初めてPCを開かない日 が訪れました。

その時、胸に浮かんだ言葉があります。

「私は“家族と旅を楽しめる自分”に変わったんだ。」

仕事に追われ続けていた自分ではなく、
家族と同じ景色を見て、
同じ時間を味わえる私。

これは、
私にとって大きな人生の転機でした。

振り返ると、すべてはあの日の“一通のメルマガ”から始まった。

もしあの時、
メルマガを開いていなかったら。

もしあの時、
変わる勇気を持てていなかったら。

組織も

社員も

家族も

自分自身も

変わらないままだったと思います。

7つの習慣の実践は、
私の“働き方”だけではなく、
“生き方そのもの”を変えました。