茨城県で、茨城木材相互市場という会社を経営されている大谷様。7つの習慣を学ばれたことで、売上が2倍、利益が3倍。経常利益は23倍。と、大きく数字的に伸ばすことに成功。
2社とのM&Aにも成功されたそうなのですが、7つの習慣を受講前は、社長として経営者として、また会社に魅力がないのだろうか…と悩まれていたそうです。
※ご本人様です。
※ こちらで紹介したものは、個人の実績になります。成果や成功を保証するものではありません。
時代の変化というものを、これまで目の当たりに…。
最近の話だと、コロナショックやウッドショックを始めとするあらゆる住宅資材高騰による市場の混乱がありました。また、これまでも時代の変化を感じることが多くありました。
例えば、私が入社したのがオイルショック直後の昭和51年頃で就職氷河期でした。就職も難しく、右も左も分からないし給料も安かったのを覚えていますね。そして入社7~8年後バブルが弾けて、大変不況になったのを覚えています。
バブルの頃は住宅が年間150万戸ぐらい建っていたのですが、バブルが弾けた頃から130万戸、120万戸と減少し(現在では80万戸)、それに伴い仕事もどんどん減っていきました。そんな時代の流れを目の当たりにしてきました。
その後も、リーマンショック(2008年)や東日本大震災(2011年)など大変な出来事が続きましたが、そんな時代を乗り越えてきたのが一つの自信にはなっています。
ただ、ここ最近の感染症問題やウッドショックなどについては「7つの習慣」を学んでなければ乗り越えられなかったなというのは凄く感じていますね。
時代の変化に合わせて、私たちのような中間業者の環境も、大きく変わりました。
私たちは流通でいうと、中間業者になるわけですよね。そうすると、ただ存在しているだけでは、コストばかりかかって要らない存在なんです。なので時代に即して、どんどん変化していく必要がある。それは絶対なんですよ。
バブルが弾けた時も仕事量が減っていくってのが一番厳しかったです。パイが小さくなっているところを競い合ってやってきたわけなので。最近でも広告などで中間マージンを減らして価格を下げましたという広告がありますが、やっぱり悔しいですよね。覚えているのは、1995年から2000年ぐらいにかけて、まさにそのいらない中間流通者を通さずに価格を下げましたという商品や広告が多かったように思えます。
ただ、その頃神田の本屋さんである本を見つけまして。中間業者が、どうしたら時代に即して売り上げを上げられるかというようなことが書かれた本なのですが、そこに書かれていたことを学んで、『消費と生産を結ぶ価値ある架け橋』だということで、今、私たちの会社の理念の一つに入れています。
消費と生産を単に結ぶだけではなく、『価値ある架け橋』になるためにどうするのか。その価値とは何か?ということをずっと追求してきました。ただ、その存在価値とは?ということを、ずっと追求はしてきたのですが、中々結果が出ず、自分の力不足を感じながらも、ずっとやってきたという感じですね。
養成講座を受講したのは、自分に自信をつけたかったんですよね。社員に申し訳ないと言いますか、、
養成講座を受講したのは、社員に申し訳ないなと。養成講座を知る前に、7つの習慣を学びながら、自分の人生の総括とか棚卸しをしたことことがあります。そこで気付いたのが、劣等感だったんです。
元々自分は中学校や高校、大学で、希望のところに入れない。そうした理由から、劣等感を感じることがありまして。
2000年に取締役、その後常務や専務と、一般的にはエリートコースを歩んでいるように見えますが、実は入社した時、当時の上司とうまく折り合いがつかないことがありまして…。実は会社を辞めようかと思ったこともありました。
そんな中で、どんどん役割が上がっていくわけですね。ですが自分の中では、「本当に自分にそんな価値があるのだろうか…」と、いつも過去の自分のコンプレックスを引きずってまして、自分に自信が持てない。そんな状態が続いていました。
ただ、常務とか専務になれば、しっかりしないと部下とか社員に失礼だと思うんです。そんな中、2016年に代表取締役専務、実質社長のような仕事になりまして、さらに自分がしっかりしなくちゃいけない。しっかりしてないと社員や従業員に失礼だと更に思うようになりました。
しかも2014年ぐらいから会社の業績も厳しく、結果も出ない。そんな中で優秀な人材も去っていったりするんですよね。若い人はもちろん入社してくれるんですが、残業問題とか色々ありまして、辞めてしまうんですよ。
1年間の研修が終わる前日に、「退職します。」と言われたこともあります。
私たちの会社では、パートナーシャフト経営というのを行っています。パートナーシャフト経営とは、人間性への信頼を基盤とし、相互の立場を尊重し、共同の責任において経営するという考え方で、つまりは人間尊重の考え方で経営をしています。
そのための勉強会を1年間実施し、人間教育を行なってるのですが、その勉強会の卒業式の前日、「退職します。」と言われたことがあるんですよね。
その時に、この1年間はなんだったんだろう、、という思いが強くありました。1年間勉強会や研修(高野山での自己鍛錬など)を一緒に取組んだのに、1年の勉強会や研修が終わるタイミングで、退職しますと言われ、この1年間はなんだったんだろう…と、とても悔しかったですね。
パートナーシャフト経営って素晴らしい経営なんですけど、限界も感じていました。少し生意気かもしれないのですが、考え方としてはとても素晴らしいと思いますし、人は育ったのかもしれないですが、数字の結果や会社の実績が中々出てこなかった。「7つの習慣」で数字が出るかは未知数でしたが、そこの悔しさもあって受講を決めましたね。
今思うと、人を変えようとしてたんです。でも、それでは人は動かないってことを学びました。
今思うと、結局は部下や社員、従業員をなんとかしようと思ってました。他人と過去は変えられないなんて言葉があるように、他人は変えられないのになんとかして変えようとしていたと思います。7つの習慣的に言うと、アウトサイドインだったんですね。
例えばさっきの1年間一緒に勉強会や研修を行なった彼を、私は良くしようとか、変えようとしていた。でも、それでは上手くいかない。ツールなんかを使って変えようとしても上手くいきませんが、それも自分が変わらないといけないってことに気付けたからこそ分かったことなんだと思います。
よくあるパターンだと思いますが、「こんなに相手のことを思ってやっているのに、何で分かんないんだ!」と言う感じですよね。「こんな私は一生懸命やっているのに、何で分かってくれないんだ」と。やっぱり相手を否定した方が楽なので、、。ただ、それをいつまでもやっていても、何も変わらないですよね。
会社に魅力がないのだろうか、、私に魅力がないのだろうか、、そんな風に凄く落ち込むことがありまして…
そんなことがあり、会社に魅力がないのかなとか、社長をやっている私に魅力がないのかなと凄く落ち込むことがありまして…。そんな時に自分を変えたいとネットを検索して出会ったのが、7つの習慣の養成講座だったんです。
最初はちょっと怪しいな…と思ってました。ただ、行ってみないと分からないなと、実際に説明会に行ってみることにしたんですね。今でも覚えてるんですが、場所は品川で、養成講座の説明会にお邪魔したんです。
その時も最初は少し怪しい感じで…。それに説明会の1週間前に、かなりのお金をかけて人間ドックに入りまして。なので当時そこまで余裕もない。なのでちょっと一度じっくり考えようと思いまして帰ろうとしたら、スタッフの方が私の名前を連呼するわけですよ(笑)
ただそうは言っても、その時は失礼しますと言って帰りました。東京駅に行って夕飯を食べようと思っていたので。そしたら、電話がかかってきまして、その時になぜか「はい、受講します。」と電話で答えてしまったんですよね。
養成講座に入ったのはそれがきっかけなんですが、最大の理由は自分のコンプレックスというか、経営者としての自信のなさ。それがあると社員や従業員に失礼だという思いで養成講座に入りました。
養成講座は正直最初かなり大変でした。
正直に話すと、養成講座は最初、本当に嫌で辞めたかったですね。もう本当に学校の勉強みたいですし、宿題も多いしで、大変でした(笑) もう行く度に体調が悪くなるし、講座は2日間あり、1日目の夜に飲み会をやるんですけど、その飲み会でも気持ち悪くて。
それに、教えてもらったことを、拒絶しようとする自分がいるんです。講師の方も、自分の娘よりも下の方ですし、年齢や人生経験から、俺の方が知ってるっていうのはありましたね。
私も70歳になりますが、50歳、60歳を過ぎてくると、自分の成功体験があるので、それを壊そうとは思わなくなりますよね。特に自立型の人間に多いんですけど、自分の考えで歩んできた結果、成功してますからね。
なので、色々なお話をして頂いた時でも、それは違うよとか、いやいや、私はこれで成功してきたんですとか、私は分かってます。そんな反応になってしまうのもあるとは思います。
なので学んでいくと、自分の中の汚さとか全部ヘドロみたいに出てきている感じがありました。嫌な部分を突きつけられている感覚で。自分はそんなことを言われなくても、ちゃんと分かっていますよって部分もありました。
それに失礼ながら、住宅業界や木材業界を全く分からない素人の方に、何が分かるんだろうと思っていたのもあります。ですが、講師の斎東亮完さんや原田さんは、住宅業界や木材業界を知らないのに、見事に他人に影響を与えていらっしゃるのを見まして。
知識があるとかないとかではなく、人間としてどうあるべきなのか。どういうふうに社員に接していくのか。そういうことが大切なんだと学ばされました。
2日目の朝に、物凄いパラダイムシフトが起きたんです。
ただ、2期生の養成講座で試験1ヶ月前くらいから、試験なので夢中で勉強したんです。もう7つの習慣以外の本はほぼ読まない。朝から晩までずっと本を持ち歩いていて、かなり勉強しました。
おかげで試験に合格したのですが、その翌日の朝かな。自分の中ですごいパラダイムシフトが起こりましてね。上野のホテルに泊まってたんですが、今まで嫌だったと思ってたのが、そうじゃなく感じたんですよね。おかげで、最後のメッセージも、それまでずっと嫌だったのが、笑顔で出来るようになりまして。自分の中では凄い変化でしたね。
素晴らしい仲間と会って、その人達が私の話を頷きながら聞いてくれるんです。それによって人としての自信はつきました。
養成講座の一番素晴らしいところは、やっぱり仲間が出来たことだと思います。もう本当に色々な素晴らしい仲間と出会って、その人たちが私の話にうなづいてくれるので、私自身の自信にもなりました。みんな良いところを見よう、探そうとしてくれるので、その環境も大きかったですね。
他にも、色々と気付かされたこともあります。あるとても素晴らしい人から、あるフィードバックを頂きまして、「経験の話が多くて、書籍に忠実じゃないのでは?」というフィードバックを頂きました。そこで私も、あっと気付かされたんです。7つ習慣を学びに来てるのに、この書籍よりも自分の経験の方の話をしちゃっていたなと。
そういったことも含めて、色々な仲間から気付かされましたた。あれは一人で7つの習慣を勉強しても、得られるものではないですよね。一人で本を読んでいても絶対学べないしね。深くは読み込めないし、本当に分かっている人と一緒にやらないと分からない。
7つの習慣を受けたことで、大幅に売り上げも利益も上がりました。でも、大切なことは数字じゃないんですよ。
実は7つの習慣を受けたことで、売上が2倍、利益が3倍。経常利益は23倍。と、大きく数字的に伸ばすことができました。でも、こう言うと生意気かもしれませんが、数字じゃないと思ってるんですよね。
やっぱり私が一番幸せなのが、社員が今90人くらいでもうすぐ100人くらいになりますが、その社員全員が幸せになることです。
社員が全員生き生きとしているような会社を目指してますが、全員が全員幸せを感じて仕事に取り組めているかは、まだ道半ばだと思ってます。不満を持っている方もいらっしゃるだろうしね。なので、一生勉強ですね。
ただ、経済の世界で成功している方とか、経済界の集まりに出るとたくさんいらっしゃって、その方達は数字が全てだとか、売り上げを上げるという価値観をお持ちなのは否定する気は全くありません。
綺麗事だけではダメだということも理解しています。リストラをしなきゃいけない時だってあるだろうし、クビにしないといけないこともあるだろうとは思います。そのことを否定しないし、将来的に自分がそう言うことをせざるおえない環境に追い込まれることだってあるかもしれない。
でも、向かっている価値観としては、全社員が幸せを感じられる環境を作ることだと思ってます。それがなければ経営をしている意味はないかなとも。なので、私の会社はまだ小さいけど、そこで働く人が幸せな企業人生を歩むための後押しをしたいなと思って経営をしています。
結局、人間性や人柄が良いかどうかなんですよね。スキルや技術よりも。
実はM&Aで一緒になった会社は、公共工事で大きな学校を作るとか、道の駅を作る仕事をされている会社なので、相当なスキルがないと出来ないんですよね。しかも、40人の優秀な大工さんがいらっしゃって、大きな神社や社務所なんかを作るような宮大工のような方もいらっしゃって、そんな方達がそっくり私たちの会社に来ることになりまして。
ただ、その当時私たちの会社よりも、スキルや技術に長けた企業は周りにたくさんあったんです。普通は私たちの会社ではなく、そっちに行ってもおかしくないはずなんです。
ただ、声をかけてくれた経営者の方は女性の方だったんですが、その方が言うに「従業員や社員を大切にしてくれる会社だと思った。」から、私たちの会社に声をかけてくれたみたいなんですよね。
今までパートナーシャフト経営をしている中で、人間尊重をいう考え方を大切にしてきたんですが、正直それは弱みだと思ってたんですよ。人を大事にするのはいいけど、傷を舐め合ったり、自分の弱さに甘えてる人がいたり、結果数字も作れなかったんじゃないかと思ってたんですね。
ただ、事業譲渡してくれた2つの会社の経営者から、異口同音にで「茨城木材さんなら、自分の社員を大切にしてくれるだろうと思った」と言われ、今まで弱みだと思っていたことが、強みになったんです。
文化は戦略に勝るって言葉が、2020年8月28日、日経新聞のコラムにあり、どんな立派で緻密な経営計画とか戦略を立てても、最近の感染症のこととか、自然災害が起きた時、そうしたものは陳腐なものになってしまう。
でも、もし企業の中に良き文化(カルチャー)が根付いていればどんな問題や、どんなトラブルに巻き込まれても柔軟に対応し、乗り越えていく力があるのではないかというようなことが書いてあった。まさにそうだと思いました。
実はその頃、売り上げが3割ほど落ちてて、もう今年は赤字になるみたいな状態でした。ですが、それから半月後にその事業譲受の話が持ち上がってというような形で、その年も黒字転換できるようになり、最終的にスキルとか技術とかよりも、人間性や人柄を尊重する文化を作れていたのが、勝敗を分けたんだろうなと思います。
養成講座は自分を変えたい。そんな方に適している講座だと思います。
まず素直な人ってのが受講する要素として絶対なんですよね。人の話を受け入れる度量のない人だと、どんな話を聞いても、まず無理ですよね。過去の成功体験なんかにしがみついてるような人ではとても無理だと思います。
逆に、常に危機意識のある人には適していると思います。今までの自分では、まだまだ足りないという危機感や、自分の会社に危機意識を持ってる方は適していると思いますね。
他人と過去を変えられないって言葉がありますよね。なので、自分と未来を変えたい。とにかく自分をさらに成長させたいという方には、適していると思います。
正直言って、、、借金しても、お金を借りても受けた方がいいと思います。
今、あなたが講座に参加するかどうか迷っているのであれば、まず考えてもらいたいのは、本当に今の自分を変えたいと思ってるかどうかなんですよ。本当に今の自分を変えたいと思っているなら入ったほうがいい。もし本気で変えたいと思わなかったら受けても意味がない。
もちろん色々ハードルがあると思うんですよね。家庭のことがあったり、仕事も色んなことで忙しくて、そんな勉強している時間がないとか。それ以外にも、お金の問題もあると思います。
ただ、あなたが最終的に求めているものは何なのか。本当に自分を変えたいのか。第2の習慣じゃないけど、自分が人生として何を最後に望むのか。そこを一度見つめると、色々なハードルや問題を必ず越えれると思います。
実際借金してでも入った方がいいかもしれないとも思ってます。例えば他人から(場合によっては奥さんから)お金を借りてでも。例え人からお金を借りても、受講する価値は絶対にあると思います。
もしダメだと思っても、それは自分の捉え方の問題と思うし、ぜひ勇気を持ってトライして飛び込んで貰えれば、必ず価値が分かる。
もし入って失敗したなと思う瞬間があったら、もっと喜んでもらいたいですね。そこからが勝負ですから。入ってすぐ良かった。なんてそう簡単なものではないんですよね。
入ってまずついていけるかなとか、私には向いてなかったかなと思ったり、この人は何言ってんだみたいな生意気な気持ちになったり、自分の嫌なところを見せつけられたり、色んなことが出てくると思います。でも、そこからだと強く思います。