大事を小事の犠牲にしてはならない

7つの習慣の中で、第3の習慣といえば、
“タイムマネジメント”として
ご存知の方も多いのではないでしょうか?

しかし、
「第3の習慣・最優先事項を優先する」の
サブタイトルは、
「パーソナルマネジメントの原則」です。

時間管理ではないのです。



新年や新年度の前後は、
目標達成と並んで、
時間管理についての書籍が多く並ぶのを目にするのも
珍しくありません。

・やるべきこと
・やらなければいけないこと
・やりたいこと
もたくさんあるのに、時間が足りない…。



「来年こそは!絶対やるんだ!」
「新年度こそは!絶対にやってみせる!」
といった決意が高まるタイミングだと思います。



今、ある時間をいかに効率良く使うか?
平等に与えられた時間でいかに多くのことをしていくか?

時間管理は多くの場合、「効率」がテーマです。



しかし、
「いかに効率良くするか?」というマネジメントは、
正しいリーダーシップが発揮された上でしなければ、
何の役にも立ちません。



時計ばかりを気にして
優先順位の高いものを後回しにし、
いくら効率よく行っても
コンパス(方向性)が違っていれば、
ただただ間違えた方向にどんどん進んでいくだけなのは
容易に想像いただけるのではないでしょうか?



個人の効果性は単に努力の量だけで決まるのではない。

その努力が正しいジャングルで行われていなければ、
生き延びることさえおぼつかなくなる。

どの業界をとっても変革を求められる現代にあって、
まず必要とされるのはリーダーシップである。
マネジメントはその次だ。

…正しい方向に進んでいくための
創造的なリーダーシップを発揮しなかったなら、
マネジメントがいかに優れていても、失敗は避けられない。

効果的なマネジメントは揃っているけれども
効果的なリーダーシップのない状態は
ある人の言葉を借りれば
「沈みゆくタイタニック号の甲板に椅子をきちんと並べるようなもの」
である。

マネジメントが完璧でも
リーダーシップの欠如を補うことはできない。




「効率」を追い求め、
いくら多くのことを成し得ても
自分にとって優先順位の高いものが
1つもできていなかったらどうでしょうか?

「効率」よく動いても「効果」は生み出されません。

“効果=効率”ではないのです。


「効率」の前に、
自分自身のリーダーシップを発揮し、
自分にとって本当に大切なもの・大切なことを
明確にして、
初めて、「効果」が生み出されます。


「大事を小事の犠牲にしてはならない」

小事をいくらマネジメントしても
人は満足に至ることはできません。


2019年を充実したものにするためにも
年末年始で
自分にとっての「最優先事項」を見極めてみてはいかがでしょうか?

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