
7月16日は、スティーブン・R・コヴィー博士の命日です。そして本年、私たち「7つの習慣アカデミー協会」は設立10周年を迎えます。
この10年間、協会は多くの方々と共に「7つの習慣」を実践の場へと届けてきました。その過程で、私たちは何度も、人が原則に立ち返ることで人生を立て直していく姿を目にしてきました。
人間関係が行き詰まり、家族との対話を失っていた方。
経営者でありながら、判断と責任の重さに押しつぶされていた方。
孤独の中で、一人で闘い続けていた方。
そうした方々が、自らの内側と向き合い、大切な人との信頼を取り戻し、自分自身の使命に気づき、再び歩み始めていく。
その変化の根底には、常に「原則に基づく生き方」がありました。
コヴィー博士が遺してくださった「7つの習慣」は、単なる成功法則ではなく、人が人としてどう生きるかを問い続ける智慧です。
博士の最晩年のメッセージとして知られる「生まれた時よりも、より良い世界にしてこの世を去る」という言葉。この志は、いまも私たちの実践の指針であり続けています。
私たちは、この智慧を一過性の学びで終わらせるのではなく、日々の実践を通して、次の世代へと手渡していくことを使命としています。
小さな実践の積み重ねが、人を変え、組織を変え、社会を変えていく。その可能性を信じ、これからも同志と共に歩み続けてまいります。
コヴィー博士への深い感謝と敬意を込めて。





