【インタビュー:なかお みちさん編】 7つの習慣養成講座を通して、知ることができたのは  想像をはるかに超えた、両親の愛でした。(前編)

2021年9月、認定ファシリテーターのなかお みちさんにインタビューしました

 

多くの人が夫婦、親子、兄弟といった家族と

心から分かり合うことを望んでいます。

 

しかし日常の用事や仕事を優先してしまい、

話す時間が取れない。

家族は分かっているだろうと、言いたいことを言わない。

恥ずかしくて照れくさくて聴きたいことが聴けない。

 

ついつい家族だから先延ばしにしてしまう。

 

どれだけ仕事で成功を収めても

家族関係が上手く行かず、虚しさを抱えているという方も

現代社会の中では多いのではないでしょうか?

 

家族ほど分かり合うことが難しいというのも事実でしょう。

 

”分かり合いたいけれども向き合えない”

 

多くの人が持っているその葛藤を

7つの習慣を実践することで乗り越え、

夫婦のミッションステートメント(指針)作りや

両親へのインタビューを実施し、

家族と向き合い、分かり合うという経験をされた方がいます。

 

 

「1家族1ファシリテーター」を掲げながら、現在はコーチとして活動し

7つの習慣アカデミー協会認定実践会ファシリテーターや

7つの習慣アカデミー協会でサポーターとしても活躍されている

なかおみちさん。

 

7つの習慣をどのように実践することで

家族と向き合ってきたのか?

 

7つの習慣のこと、養成講座のこと、養成講座のその後のことを

詳しくお伺いしました。

 

 

家族関係の中でどこか虚しさを感じている‥そんな人にこそ読んでもらいたい、

みちさんのご経験を前編・後編に分けてお伝えします。

 

 

7つの習慣をほんの少し実践するだけでも、こんなにも見える世界が変わるんだ

 

最初に書籍「7つの習慣」を手に取った理由は

『時間管理の方法』を知りたかったからなんです。

 

2012年頃かな?

その頃僕は、システムエンジニアとして仕事をしながら

奥さんと長男の子育てをし、また奥さんと二人でライフワークとして

演劇活動もしていました。

 

そんな中、第2子の妊娠が分かり、うれしい気持ちと共に

「どうやって時間をやりくりすればいいんだろう?このままじゃ絶対無理だ」って焦っていたんですね。

 

 

それで、時間管理系のブログを読んでいたら、

「7つの習慣」の3つ目の習慣(第3の習慣)に時間管理について書かれているという

情報があったので、すぐに手に取ってみました。

 

読み始めたのはいいけれど、とにかく第3の習慣までが長くて(笑)

この書籍には、生まれてこの方、だれにも聞かれたことがないような質問…

例えば

「自分の人生、どこに向かいたいのかちゃんと考えていますか?」

こういった問いかけが次から次へと出てきます。

「ああこれは、時間管理だけではなくて、人生に関わる本なんだ」と読みながら理解していきました。

 

 

その後、7つの習慣の第3の習慣に沿って時間管理をしてみたんですが、

その時は、自己流でやっていたこともあり上手く出来なかったんですよね。

本通りにやっているつもりなのに、逆にやることが増えてイライラしてしまって、、、

本に書いてあることは間違いないはずなのに、なんで上手くいかないんだろうって

すごいジレンマとかモヤモヤがあったのを覚えています。

 

もちろん、本を読んで良かったこともあります。

7つの習慣の中には自分のミッション(指針)を作るという内容がありました。

自分のミッションだけでなく、いつか家族や夫婦のミッションも作りたいなと思って、

奥さんにも1冊買って渡したんです。

でも奥さんはずっと机に置いたまま読んでいなくて…ぼくは早く読んでほしくてイライラしていました。

 

でも、「7つの習慣」第7の習慣を読んでいる時に、気が付いたんです。

子育て中の奥さんには単純に本を読む時間がないんだっていう当たり前のことに。

 

僕は自分の「本を読んでほしい」という思いばかりを優先して、奥さんの状況を見れていなかったんですね。

 

そこで、週に1回「子供の面倒を僕がみるから、好きな所にいって本を読んで」って本を読む時間を

プレゼントしました。

 

するとすぐに奥さんも本も読んでくれました。

それにより「7つの習慣」を共有することができたし、なにより奥さんが喜んでくれたのがとても

うれしかった。

 

7つの習慣を読んで、ほんの少し実践するだけでもこんなにも見える世界が変わるんだと

実感できた出来事です。

 

しかもその後、奥さんが7つの習慣の養成講座の広告を見つけて僕に教えてくれたんです。

その頃には、僕はすっかり7つの習慣のファンになっていて、

自分の子供達に7つの習慣を教えていきたいと強く思うようになったんです。

「7つの習慣」には僕の人生の中で上手く行かなかった出来事の原因が分かりやすく書かれていました。

「ここでつまずいたのはこれが原因だったのか!」それが全部説明されていたんです。

だから人生で失敗する前に子供たちにも読んで欲しい、伝えていきたいと思い、すぐ養成講座の説明会に申し込みました。

 

「仕事の目標が大きく入れ替わる体験」それだけでも、受講してよかった!

 

養成講座の説明会に参加して、ますます「7つの習慣」を伝えていきたいという想いは強くなりました。

それと同時に、奥さんと2人でやっている演劇のことを思い出して、

7つの習慣を養成講座で奥さんと一緒に学んだら、今後の創作物にもプラスになるんじゃないかと

思ったんですね。

それで奥さんも誘って、一緒に養成講座に参加することにしたんです。

 

養成講座がはじまって、最初は自分がここにいていいのか、不安でした。

好きな本なだけに、自分なんかが「7つの習慣」を伝える人になれるんだろうか?

そんな不安が強くありました。。

でもそんな悩みが吹き飛ぶほど、自分に人生にとって大きな気づきや出来事が養成講座の中にはたくさんありました。

 

僕にとって一番大きな出来事は養成講座中に自分の「仕事の目標」が入れ替わってしまったこと。

僕はそれまでは仕事の目標と言われたら、漠然とこのままずっと定年までシステムエンジニアとして働くことかな?と思っていたんです。

 

しかし養成講座のワークで自分の役割事の目標を立てている時でした。

自分の役割事の目標というのは、例えば、ぼくなら、父親という役割、夫という役割、子供という役割、システムエンジニアという役割というように、たくさんの役割がありますが、7つの習慣ではそれぞれに対しての目標を考えるんですね。

 

 

その時に仕事(システムエンジニア)という役割に対してだけ何も書けなかったんです。

考えても考えても出てきませんでした。

「なんでこんなに出てこないんだろう?」考えた時に気づきました。

エンジニアとして「人に喜んでもらえたらいいな」と思うことを全部やり切っちゃったんだって。

エンジニアとしてもうやりたいことがなかったんです。

 

そこからです。これからぼくはどう生きたらいいのか?真剣に考えるようになりました。

全く白紙になってしまった仕事の目標に何を書こうか、考え始めたんです。

 

そんな時に、養成講座の中で、強烈に感動する出来事がありました。

第5の習慣のワークの時に、仲間に僕の話を傾聴してもらう機会があったんですが、

話した内容としては本当にたわいもない事だったんですけど、僕はその時に号泣しちゃったんですよ。

 

 

傾聴やファシリテーションって、ほんの少しの時間で

こんなに人の心に触れることができるんだなぁって衝撃でした。

一人で7つの習慣を読んでいた時は、第5の習慣の傾聴の部分を読んでも、

「こんなの理想郷だよ」って心のどこかで思っていたんですね。

 

でも、実態に体感して、全部脱ぎ捨てて分かってもらうのってこんな素晴らしい感動を生み出すんだって

驚きました。

 

「人と分かり合うこと」これより大切な価値観ってないんじゃないかと思い始めました。

そこから「ああ、こういった傾聴やファシリテーションを仕事にしたい」と思うようになりました。

白紙になった目標が少しづつ埋まり始めたんです。

 

 

もちろんね、養成講座にはコーチやキャリカウンセラーを仕事にしている方も多くいたので

超ド素人な自分にそんなことができるのか?という不安も大いにありました。

 

でもファシリテーションっていうのは教えるんじゃなくて一緒に理解して理解を促す、

一緒に学ぶ人なんだということが養成講座を通して分かってきたので、それなら出来るかもと思ったんです。

 

後々、ファシリテーションや傾聴を使ってクライアントをサポートするコーチとして

仕事をしていくのですが、それはまた別の機会にお話するとして、

 

あの時、養成講座で役割のワークをやっていなければ、

傾聴やファシリテーションを経験していなければ、

今も、なんとなく、目標を持てないままシステムエンジニアとして働いて、あと何十年も経ってから「僕の人生なんだったんだろう」って後悔してたかもしれません。そう思うと、養成講座に参加することを決めて本当に良かったと今、改めて思います。

 

 

仕事の目標が大きく入れ替わる体験をして

それだけでも、養成講座を受講してよかったなと思っているのですが、

 

実は、7つの習慣や養成講座の本当の力を感じた出来事は、養成講座が終わってから起こりました。

 

 

 

7つの習慣を読んで実践することで、

変化できることを体験したみちさん。

養成講座では、仕事の目標が入れ変わり、自分が成し遂げたい最高の目標を見つけることが

できました。

それだけでも養成講座に参加して良かったと思ったそうですが、

実は、養成講座が終わってからが本番だったとみちさんは言います。

 

後編では、養成講座後のみちさんやご家族の変化についてお伝えします。

 

前編終わり 後編に続く。

 

(インタビュアー・文章:藤田 朋伽)

 

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